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睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、睡眠中に呼吸が止まったり、浅くなったりすることを繰り返す病気です。十分な睡眠時間をとっているのに日中に強い眠気を感じる方は、この病気の可能性があります。
睡眠中のことなので、ご自身では気づきにくいのが特徴です。ご家族から「いびきがひどい」「寝ている間に呼吸が止まっている」と指摘されて受診される方も多くいらっしゃいます。
こんな症状はありませんか?
- 大きないびきをかく
- 寝ている間に呼吸が止まっていると言われた
- 夜中に何度も目が覚める
- 起床時に頭痛がする
- 日中に強い眠気がある
- 集中力が続かない、だるさを感じる
- 熟睡感がない
これらの症状がある方は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。気になる方は一度ご相談ください。
睡眠時無呼吸症候群の原因
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に気道(空気の通り道)が狭くなったり、塞がったりすることで起こります。
肥満
最も多い原因です。首やのどのまわりに脂肪がつくことで、気道が狭くなりやすくなります。
あごや顔の骨格
あごが小さい、後退しているなどの骨格的な特徴があると、気道が狭くなりやすい傾向があります。日本人は欧米人に比べてあごが小さいため、肥満でなくても発症することがあります。
扁桃腺やアデノイドの肥大
扁桃腺やアデノイド(咽頭扁桃)が大きいと、気道を狭めて無呼吸の原因となることがあります。
加齢
年齢とともに筋肉が緩みやすくなり、睡眠中に気道を支える力が弱くなります。
飲酒・睡眠薬
アルコールや睡眠薬は筋肉を弛緩させるため、気道が塞がりやすくなります。
睡眠時無呼吸症候群を放置すると
睡眠時無呼吸症候群は、単なる「いびき」や「眠気」の問題ではありません。放置すると、様々な健康上のリスクが高まります。
生活への影響
日中の強い眠気により、仕事や学業に支障をきたすことがあります。居眠り運転による交通事故のリスクも高まり、重大な事故につながる可能性があります。
心臓や血管への影響
睡眠中に呼吸が止まると、体内の酸素濃度が低下し、心臓や血管に負担がかかります。高血圧、不整脈、心不全、心筋梗塞、脳卒中などのリスクが高くなることが知られています。
生活習慣病との関連
睡眠時無呼吸症候群は、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病とも深く関係しています。治療することで、これらの病気のコントロールが改善することもあります。
検査と診断
問診
いびきの有無、日中の眠気、睡眠の状況、生活習慣などを詳しくお聞きします。ご家族からの情報も診断の参考になります。
簡易検査(自宅で行う検査)
ご自宅で睡眠中に小型の検査機器を装着し、呼吸の状態や血液中の酸素濃度を記録します。痛みはなく、普段通りの環境で検査ができます。検査機器は当院でお渡しし、翌日以降にご返却いただきます。
精密検査が必要な場合
簡易検査の結果、さらに詳しい検査が必要と判断された場合は、専門機関をご紹介いたします。
治療について
CPAP(シーパップ)療法
中等症以上の睡眠時無呼吸症候群に対する標準的な治療法です。睡眠中に鼻にマスクを装着し、空気を送り込むことで気道を広げ、無呼吸を防ぎます。
使い始めは違和感があることもありますが、続けることで睡眠の質が改善し、日中の眠気や倦怠感が軽減されます。定期的な通院で、治療の効果や機器の状態を確認します。
生活習慣の改善
肥満がある方は、減量が効果的です。適度な運動とバランスの良い食事を心がけましょう。また、寝る前の飲酒を控える、横向きで寝るなどの工夫も症状の改善につながることがあります。
マウスピース
軽症の場合は、歯科で作製するマウスピースを使用することがあります。下あごを前に出すことで気道を広げ、いびきや無呼吸を軽減します。
当院での診療
八尾市・近鉄八尾駅すぐのまえなか内科・循環器クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査とCPAP療法に対応しています。検査機器はご自宅にお持ち帰りいただき、普段の睡眠環境で検査を受けていただけます。
院長は循環器専門医です。睡眠時無呼吸症候群は高血圧や心臓病との関連が深いため、循環器の観点からも総合的に診療いたします。
「いびきがうるさいと言われる」「日中の眠気がひどい」「熟睡できない」など、気になる症状があればお気軽にご相談ください。