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足のむくみについて

足のむくみ(浮腫)とは、足に余分な水分がたまって腫れぼったくなる状態です。「夕方になると靴がきつくなる」「靴下の跡がなかなか消えない」「足首やすねを押すとへこんだまま戻らない」といった症状が見られます。
足のむくみは、長時間の立ち仕事や座り仕事、塩分の摂りすぎなど、日常生活の中で起こることも多いですが、下肢静脈瘤や心臓・腎臓の病気など、治療が必要な病気が原因となっていることもあります。むくみが続く場合は、一度当院へご相談ください。
こんな症状はありませんか?
- 夕方になると足がむくむ
- 靴下の跡がくっきり残る
- 靴がきつくなった
- すねを押すとへこんだまま戻らない
- 足が重い、だるい
- 足の血管が浮き出ている
- 片足だけむくむ
- 急にむくみがひどくなった
足のむくみの原因
足のむくみは、様々な原因で起こります。
一時的なむくみ
長時間の立ち仕事・座り仕事
長時間同じ姿勢でいると、足の血液やリンパ液の流れが悪くなり、むくみが起こります。調理師、美容師、販売員など立ち仕事の方や、デスクワークで長時間座っている方に多く見られます。
塩分の摂りすぎ
塩分を摂りすぎると、体に水分がたまりやすくなり、むくみの原因となります。
運動不足
ふくらはぎの筋肉は、足の血液を心臓に戻すポンプの役割をしています。運動不足でこの筋肉の働きが弱くなると、血液が足にたまりやすくなります。
女性ホルモンの影響
生理前や妊娠中は、女性ホルモンの影響でむくみやすくなります。
病気によるむくみ
下肢静脈瘤
足の静脈の弁が壊れて血液が逆流し、足に血液がたまることでむくみが起こります。足のだるさ、こむら返り、血管の浮き出しを伴うことが多いです。
心不全
心臓のポンプ機能が低下すると、全身の血液循環が悪くなり、足にむくみが現れます。息切れや疲れやすさを伴うことがあります。
腎臓病
腎臓の機能が低下すると、体内の水分や塩分をうまく排出できなくなり、むくみが起こります。
肝臓病
肝臓の機能が低下すると、血液中のタンパク質(アルブミン)が減少し、むくみの原因となります。
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンが不足すると、むくみが起こることがあります。
リンパ浮腫
リンパ液の流れが悪くなることで起こるむくみです。がんの手術後などに見られることがあります。
深部静脈血栓症
足の深い静脈に血栓(血の塊)ができる病気です。片足だけ急にむくむ場合は注意が必要です。
下肢静脈瘤によるむくみ
足のむくみの原因として、下肢静脈瘤は見逃されやすい病気の一つです。
下肢静脈瘤では、足の静脈の弁が壊れて血液が逆流し、足に血液がたまります。その結果、むくみ、だるさ、重さなどの症状が現れます。夕方や長時間立った後に症状が強くなるのが特徴です。
下肢静脈瘤によるむくみは、以下のような特徴があります。
- 夕方や長時間立った後にむくみが強くなる
- 足を上げて休むと楽になる
- 足のだるさや重さを伴う
- 足がつりやすい(こむら返り)
- 足の血管がボコボコと浮き出ている
- 足の血管が網目状やクモの巣状に見える
このような特徴がある場合は、下肢静脈瘤の可能性があります。下肢静脈エコー検査で診断することができます。
注意が必要なむくみ
以下のようなむくみは、早めに医療機関を受診してください。
片足だけ急にむくむ
片足だけ急にむくみ、痛みや熱感を伴う場合は、深部静脈血栓症の可能性があります。血栓が肺に飛ぶと肺塞栓症を起こす危険があるため、早めの受診が必要です。
息切れを伴うむくみ
むくみとともに息切れがある場合は、心不全の可能性があります。
急にむくみがひどくなった
今までなかったむくみが急に現れたり、急速に悪化したりする場合は、何らかの病気が原因である可能性があります。
全身がむくむ
足だけでなく、顔やまぶた、手など全身がむくむ場合は、腎臓病や肝臓病などの可能性があります。
検査と診断
問診・診察
むくみがいつから始まったか、どのような時に強くなるか、他に症状があるかなどを詳しくお聞きします。足を観察し、むくみの程度や範囲、静脈瘤の有無を確認します。
下肢静脈エコー検査
超音波で足の静脈の状態を調べます。静脈の逆流や血栓の有無を確認し、下肢静脈瘤や深部静脈血栓症を診断します。痛みのない検査で、当院で実施可能です。
血液検査
心臓、腎臓、肝臓、甲状腺などの機能を調べます。BNP(心不全のマーカー)、腎機能、肝機能、アルブミン、甲状腺ホルモンなどを測定します。
心エコー検査
心臓の機能を調べ、心不全がないかを確認します。
治療について
足のむくみの治療は、原因によって異なります。
生活習慣の改善
一時的なむくみの場合は、生活習慣の改善で軽減することがあります。長時間同じ姿勢を続けない、適度に足を動かす、寝る時に足を少し高くする、塩分を控える、適度な運動をするなどの工夫が有効です。
弾性ストッキング
医療用の弾性ストッキングを着用することで、足の静脈を圧迫し、むくみを軽減することができます。下肢静脈瘤や立ち仕事によるむくみに効果的です。
原因疾患の治療
下肢静脈瘤が原因の場合は、血管内治療(レーザー治療、グルー治療)で根本的に治療することができます。心不全や腎臓病などが原因の場合は、それぞれの病気に対する治療を行います。
お薬による治療
心不全や腎臓病によるむくみの場合は、利尿薬などのお薬で治療を行うことがあります。
当院での診療
八尾市・近鉄八尾駅すぐのまえなか内科・循環器クリニックでは、循環器専門医が足のむくみの診療を行っています。下肢静脈エコー検査、心エコー検査、血液検査などを院内で実施でき、むくみの原因を詳しく調べることができます。
足のむくみは「疲れのせい」「年齢のせい」と思われがちですが、下肢静脈瘤や心不全など、治療が必要な病気が隠れていることがあります。特に、足の血管が浮き出ている、足がだるい、こむら返りが起きるなどの症状がある場合は、下肢静脈瘤の可能性があります。
下肢静脈瘤は、日帰り手術で治療することができます。むくみが気になる方は、お気軽にご相談ください。